濱田窯・長屋門の茅葺き屋根再生クラウドファンディング実施のお知らせ

濱田庄司とバーナード・リーチの茅葺き長屋門再生と創造

*写真をタップすると支援サイトにお進みいただけます。

濱田窯では、当敷地の入り口にある茅葺き長屋門の再生と創造を目的としたクラウドファンディングをスタートさせました。この長屋門は、1934年に、翌年まで続く長期の日本滞在をしていたイギリス人陶芸家のバーナード・リーチが益子に滞在する際の仕事場・居住スペースとして、濱田庄司が近在から移築させたものです。1934年には、この建物のなかにロクロ場を据えて、二人が様々な作品を生み出しました。

旧濱田邸は、庄司の最晩年に、その部分を益子参考館として一般に公開することとなりましたが、この長屋門は、濱田窯私有のものとして、当窯にお越しいただくみなさまをお迎えする玄関であり続けています。

その室内については、数年前より片付け・整備を継続し、「リーチルーム」として新たな活用をはじめています。他方、茅葺き屋根の劣化・損傷が激しく、屋根にシートをかぶせて急場をしのいでいるような状態となっています。その修復が喫緊の課題となっていました。しかし、近年、茅葺き屋根の修復には多額の費用がかかるようになっています。

このような状況を受け、濱田窯では、濱田庄司とリーチの友情の証として、またまもなく創始から100年を迎えようとしている民藝運動と民藝の聖地の一つとして、そして、栃木県益子の古くからの風景を受け継ぐものとして、この長屋門(リーチルーム)を将来につないでいくために、クラウドファンディングをスタートさせることを決断しました。

このクラウドファンディングは、古民家の再生や活動について研究を行っている筑波大学の大学院生有志の協力を得て、「益子濱田窯×筑波大学大学院生 有志チーム」として運営しています。

みなさまから広くご支援いただけましたら幸いです。

クラウドファンディングの応援サイトは、コチラあるいは上の画像からお進みいただけます。

プロジェクトの募集期間は、2021年11月27日(土)から2022年1月24日(月)までです。